新品のエアコンをインターネットや通販で購入した際に、エアコンの取り付け工事を依頼することがあると思います。エアコンの取り付け工事は、設置環境によってその料金が異なります。今回の記事では、そんなエアコンの取り付け工事を依頼する前にチェックしておくべきことを紹介します。
エアコン取り付けコージ君では、複雑な取り付け工事の場合、事前に現地調査を行った上でお見積りをさせていただくこともできます。※現地の下見・見積もりは有料となります。
このページの目次
1.標準工事について
エアコンの新品取り付け工事を依頼すると、基本的に標準工事が適用されます。まずは標準工事の適用範囲を確認しましょう。参考として、エアコン取り付けコージ君のエアコン取り付け標準工事の内容を紹介します。
新品のエアコン取り付け標準工事(冷房能力4.9kw以下)内容
- ・新品エアコン「室内機」の取り付け
- ・配管(2分3分・2分4分)4m迄(仕上げ:テープ巻き)
- ・新品エアコン「室外機」地面直置き(プラブロック1セット付き)
これらの工事以外は、別途追加工事となります。そのため、これから紹介することを事前に確認しておく必要があります。
2.専用電気配線(専用コンセント)の有無
エアコン取り付け予定位置の近くにエアコン専用のコンセントがあるかどうかを確認ください。
通常のコンセント(複数の電気製品と共用しているもの)ではなく、エアコン専用のコンセントがあるかどうかです。エアコン専用のコンセントが取り付け予定位置の近くにあるかも確認ください。専用のコンセントが離れている場合はコードの延長やコンセントの移設が必要になることがあります。
コンセントの電圧や形状はあっていますか?
専用電気配線が取り付け予定のエアコンの電圧とコンセントの形状とあっているかも合わせて確認しましょう。電圧が合っていない場合は、電圧切替やコンセント交換さらにブレーカーの交換が必要になる場合があります。
最近のエアコンは200Vの電圧が増えてきています。わからない場合は、エアコンの型式からメーカーのホームページ等で調べることができます。
3.配管用の穴
エアコンの取り付け予定位置の近くに配管用の穴が空いているかも確認ください。
配管用の穴がない場合や、配管が壁に埋め込まれているタイプ(隠蔽配管)は別途追加工事が必要になります。最近のマンションでは、予めエアコンの配管用の穴が開いていることがほとんどですが、一戸建てなどでエアコンの取り付けが想定されていなかった部屋などは、エアコンの配管用の穴が空いていないことがあります。
4.室外機の設置場所
エアコンの室外機の設置場所も確認しておいてください。標準工事での室外機は直置きが基本となっていますので、それ以外の設置には追加工事が必要となります。
上の画像にあるような「壁面付け」、「屋根置き」、「公団吊」、「2段置き」の場合、別途費用が必要となります。ベランダでも直置きは標準工事の範囲内となります。
壁面付け
建物の設計上、室外機が壁面につけるように決まっているアパートやどうしても地面やベランダに室外機が置けない場合には、室外機の「壁面付け」が必要となります。壁面付けは専用の金具を使って、壁に室外機を取り付けます。
屋根置き
屋根置きは、専用の金具を用いて屋根の上に室外機を取り付ける方法です。日本家屋で軒がある場合などには、屋根置きを行うことがあります。1階に直置きで配管を伸ばす方法もありますので、こちらはご相談ください。
公団吊
マンションやアパートでべランダのスペースが限られている場合には、天井から専用の金具を使用して室外機を吊るす方法があります。こちらは「公団吊」と呼ばているます。公団吊は、ベランダ等に専用の設備がある場合のみ工事を行うことが可能です。
2段置き
室外機を置くスペースが限られている場合は、室外機を2段に置くことができます。ベランダや地面置きに限り、専用の金具を使って「2段置き」が可能です。
5.化粧カバーの有無
標準工事では、エアコンの配管処理はテープを巻く方法ですが、追加工事で化粧カバー(スリムダクト)をつけることも可能です。
外に露出している配管に、化粧カバーを取り付けることで、紫外線や風雨から配管の劣化を防ぐことができます。室内の配管も見た目をよくするために化粧カバーを付けされる方が多いです。
化粧カバーは標準工事に含まれていませんので、必要であれば事前に依頼するようにしましょう。エアコン取り付けコージ君では4色の化粧カバーを用意しております。ご依頼の際に、ご希望の色を教えていただければ、工事当日に作業員が用意して訪問いたします。
化粧カバー詳細については、エアコンの配管に化粧カバーは必要?を参照下さい。
まとめ
事前に確認しておくことで、エアコン工事を依頼する際に、できるだけ正確な見積りをしてもらえます。
もちろん現地で想定外の工事が発生することもありますが、今回紹介した内容を事前にチェックしておくことでスムーズに取り付けができますので、しっかり確認してから依頼することをオススメいたします。